年金から天引きされるお金には何がある?税金や社会保険料、年金「月額14万円」なら手取りはいくらになるのか
【シミュレーション】年金受給額月額14万円の方の手取り額
最後に、年金受給額が月額14万円の方の手取り額をシミュレーションしていきましょう。 所得税や住民税は計算した結果から、また各種社会保険料については平均額から、天引き額をシミュレーションしてみると、以下の通りです。 上記の計算結果から、年間の天引き額は24万7156円となりました。 天引き額を差し引き、月額の手取り額を計算してみると、約12万円となります。
まとめにかえて
年金から天引きされる各種税金や保険料について、具体的なシミュレーションを交えてご紹介しました。 毎年厚生労働省より年金の平均受給額が発表されますが、そこからどの程度のお金が天引きされるかは、住んでいる自治体や扶養関係等により異なります。 実際にどのようなお金が、どの程度の額天引きされるかについては、本記事の内容を参考に、各々でシミュレーションされてみるのがおすすめです。
参考資料
・厚生労働省「令和5年度 介護納付金の算定について(報告)」 ・国税庁「高齢者と税(年金と税)」 ・日本年金機構「年金Q&A (年金からの介護保険料などの徴収)」 ・厚生労働省「後期高齢者医療制度の令和6・7年度の保険料率について」 ・日本年金機構「年金から介護保険料・国民健康保険料(税)・後期高齢者医療保険料・住民税を特別徴収されるのはどのような人ですか。」
逆瀬川 勇造