給水に登場した人物に「思わず涙が」 箱根駅伝ファンを感動させた留学生の振る舞い「胸熱だ!」
大東大のワンジル、横浜駅前の給水でチームメートを激励
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は3日、神奈川・箱根町~東京・大手町の復路5区(109.6キロ)が行われ、2日の往路で優勝した青学大が10時間41分19秒の大会新記録で2年連続8度目の総合優勝を飾った。一方でシード校の大東大は19位。エントリー漏れしたケニアからの留学生が見せた行動にファンからは「思わず涙が出る」「胸熱だ!」と感動の言葉が寄せられた。 【画像】「初めて見た」 箱根駅伝で思わぬ光景が生まれた決定的瞬間 大東大は最後の鶴見中継所で無念の繰り上げスタートを喫するなど、11時間10分38秒で19位に終わった。9区の横浜駅前に設けられた給水所で、大谷章紘(4年)に緑色のジャージ姿で近づいてきたのは、ケニアからの留学生ピーター・ワンジル(4年)だ。 ワンジルは昨年は8区、2023年には2区を走ったが2回とも区間最下位と好成績を残すことができず、今年は無念のエントリー漏れ。大谷にボトルを渡しながら伴走し、言葉をかけて激励するとコース脇に戻っていった。 この光景を見たファンはX上に「ワンジルの給水シーンには思わず涙が出る」「ワンジルお疲れ様! こんな終わり方は本人も悔しいと思うけどね」「このワンジルをこうやって紹介してくれただけでも泣けるな」「大東大はワンジルが居ないのが痛すぎたな」「ワンジルが給水!!胸熱だ!!」と次々にコメントを残した。 ワンジルはケニアから2015年に来日し、仙台育英高(宮城)に入学。卒業後は実業団のコモディイイダで3年間競技を続けた。2021年に大東大に入学し、4年間競技を続けてきた。
THE ANSWER編集部