佐藤隆太×岡田義徳×塚本高史インタビュー『映画 THE3名様Ω~これってフツーに事件じゃね?!~』感謝、そしてこれからも皆一緒に
石原まこちんの人気コミックを実写化した「THE3名様」は、佐藤隆太、岡田義徳、塚本高史のフリーター3人組が、ただひたすらファミレスで会話を繰り広げるだけの脱力系シチュエーションコメディだ。 2005年に実写化第1弾がDVDリリース。2022年の復活作、映画版『THE3名様~リモートだけじゃ無理じゃね?~』までのシリーズBlu-ray&DVD累計販売数は34 万枚超え。(2024年4月時点) そして2024年8月30日。『映画 THE3名様Ω~これってフツーに事件じゃね?!~』が、新たなドラマシリーズを経て、再び巨大スクリーンへカムバック。いつものように3人がダラダラと過ごすファミレスに巻き起こるかつてない事件。 “SF(すごいファミレス)映画”が誕生した。今回、深夜のファミレスに集う、フリーター3人組、ジャンボ役の佐藤隆太さん、まっつん役の岡田義徳さん、ミッキー役の塚本高史さんに、本編さながらテーブルを囲んで、今作に寄せた思いを語ってもらった。
感謝でしかない
ーー『映画 THE3名様Ω~これってフツーに事件じゃね?!~』がついに劇場公開になります。まず率直な感想をお聞かせください。 佐藤 今回、初の連ドラ化、さらにそのままの流れで映画をやらせてもらうという、今までの中でも一番大きなプロジェクトにしていただけて。とにかく嬉しかったです。 岡田 感謝だよね。 佐藤 当初僕が「このタイミングで、連ドラをやったら面白いだろうな」っていうのが強くあって、そこでプロデューサーの森谷さんが必死に動いてくださって。改めて恵まれてると思っています。いま義徳くんが言ったように本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 岡田 他の作品と違うのは僕らが待っていて「なんと映画が決まりました」ということじゃないんです。僕らも「やりたいやりたい」って思っていたことを「良かったですね。やれるようになりました」ということなんで、「うぁやった」って驚くよりは「ありがとう」っていう気持ちなんですよね。 塚本 だから2年前に復活じゃないけど、映画で「THE3名様」ができて、それをまたやらせていただける環境というか。前作が全然ダメだったら、きっと必要ともされなかっただろうけども、DVDの巻も増えることになって、面白がって乗っかってくれて、グッズも考えていただいたりとかね。 岡田 そうだね。 佐藤 グッズまで出るんだと~。 塚本 そうそう。だから僕らが想像していなかったいい方向に行ってくれているので、ありがたいことですし、嬉しい限りですね。 ーー連ドラを経て映画が公開されるのは、企画当初から決まっていたんですか? 塚本 やるんだったら、こうやりたいねみたいなね。 岡田 多分、その前作の映画の反響だと思います。「まだやってよ」っていう声とか、お客さんたちの熱量に助けられて、「じゃあこれは期待に応えたいな」という思いが、みんなの中で強くなったんだと思います。 隆ちゃん(佐藤)も毎回言ってるんですけど、前作で映画化になって作品ができたっていうことを1本だけで終わりたくないっていう思いも3人の中にはやっぱあったので。 佐藤 もう前作やりながら、いろんなキャンペーンで動いてる中、みんなで話し合って「次はどういう風にしていこうか」って話をしていったって感じですね。