ヤクルト、5四球もホームが遠く…高津監督「先に点を取ることを意識」
(セ・リーグ、ヤクルト1-2巨人、6回戦、3勝3敗、10日、神宮)好調な打線は相手のミスに付け込めなかった。ヤクルトは3安打5四球と出塁を重ねるも、1得点で惜敗。ホームが遠く、高津臣吾監督(55)も嘆き節だった。 「四球とか、失策とか、相手のミスを点につなげられなかった」 巨人先発は戸郷。指揮官は「特別、調子がいいようには見えなかった」と振り返ったが、連続四球を選んだ二回は2死一、二塁から武岡が二飛。三回も敵失から2死二塁としながら、オスナが一邪飛に倒れた。 戸郷が降板した後の八回は先頭の代打・西川の中前打から始まり、捕逸も絡んで1点を返したが反撃もそこまで。チームが3得点に届かないのは13戦ぶりとなった。 史上最年少となる24歳3カ月での通算200本塁打に王手をかけている村上は2打数無安打。第3打席からは2四球と試合後半は勝負を避けられた。 序盤の好機はいずれも2死から。高津監督は次戦に向け「先に点を取るというのが勝つための大きな手段だと思う。まず先頭が出て、先に点を取ることを意識してやりたい」と前を向いた。(赤尾裕希)