メディアを賑わせるアレクサンダー=アーノルドの起用法【現地発】
U-17のコーチ陣が決断したトップチーム昇格への秘策
フルアム戦で正確なキックから2ゴールを演出したアレクサンダー=アーノルド。自慢の右足がより活きるのはSBか、それとも中盤か。(C)Getty Images
アレクサンダー=アーノルドの起用法を巡る論争がメディアを賑わせている。クラブでは主に右SBとしてプレーする一方で、代表では中盤がいまや主戦場だ。はたして“TAA”はどちらのポジションでキャリアのピークを迎えるのだろうか。(文:オリバー・ケイ/訳:井川洋一 2023年12月21日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イングランド』を転載) ―――◆―――◆――― トレント・アレクサンダー=アーノルドがプレミアリーグにデビューしたのは、いまから7年前の18 歳の頃だった。その当時から「ベストポジションはどこなのか」という論争は、事あるごとにメディアを賑わせてきた。 リバプールのアカデミー時代は、セントラルMFでの起用がメインだった。それがトップチームに昇格する頃には、右SBが主戦場となっていた。コンバートされたのはU-17の頃で、より早くトップチ
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