大音量の悲鳴や爆発音を毎晩放送 北朝鮮が韓国に騒音攻撃
■「韓国人に苦痛をもたらすことを目的としているよう」
ごみ風船を飛ばす北朝鮮に対抗し、韓国が同国に向けてK-POPの楽曲を再び流すようになってから数週間後の8月、北朝鮮兵1人が厳重に警備された軍事境界線を徒歩で越えて脱北する事態が起きた。
だが、東亜放送芸術大学の音響制作の教授、イ・スヨン氏は「北に向けられる音を遮断したいのであれば、(遮断に使用する)音も北に向けられる必要がある」と指摘。
「これ(韓国に向けられている騒音)は騒音を遮断するというより、韓国の人々に苦痛をもたらすことを目的としているようだ」とAFPに語った。
地元の男性(60)は、軍事境界線付近で市民が被害を受けているにもかかわらず、韓国政府は保護対策を講じていないと批判した。
ソウルの当局者について、「ここに来て、この音を聞かされながら10日間でも生活してみればいい」「一日でも耐えられるとは思えない」とAFPに話した。【翻訳編集】 AFPBB News