“スーパールーキー”山岡聖怜、「延長」デビュー戦でMIRAIに完敗し号泣…「プロレスもっともっと好きになっちゃう」…1・3大田区
◆マリーゴールド「MARIGOLD FIRST DREAM2025」(3日、大田区総合体育館) 女子プロレスのマリーゴールドは3日、大田区総合体育館で「MARIGOLD FIRST DREAM2025」を開催した。 第2試合で現役女子高生“スーパールーキー”山岡聖怜がデビュー戦に挑んだ。昨年12月10日に都内で行った公開練習でMIRAIにデビュー戦での対戦を直訴し初陣が決定した。自らがデザインしたレインボーのコスチュームで花道を駆け抜けリングインした山岡は、姉でグラビアアイドルの山岡雅弥から花束を贈られた。 山岡は、2006年11月13日、福岡市出身の18歳。レスリングでは、2019年にジュニアクイーンズカップ(中学生)フリースタイルの39キロ級5位。同年、全国中学選抜選手権フリースタイル42キロ級5位。21年、全国中学選抜選手権フリースタイル54キロ級2位。22年、ジュニアクイーンズカップ(U17)フリースタイル49キロ級4位。同年、全日本ビーチレスリング(高校生)軽量級1位など高い実績を持つ。昨年7月のマリーゴールド入門発表後にはインスタグラムでも積極的に写真を更新。デビューもしていないのに、インスタグラムでのフォロワーは3・7万人と注目度が上昇を続けてきた。 アマレス仕込みのテクニックでグラウンドでMIRAIと対等に渡り合った山岡は、腕ひしぎ逆十字固めで左腕を捕獲。逆にMIRAIの蹴り一撃で倒れ打撃技への対応で課題を見せた。グラウンドのスリーパーホールドで追い込まれたが再び左腕に照準を定めると、今度は左足をアキレス腱固めでロックした。 しかし、MIRAIが強烈な逆片エビ固めで追い込む。懸命に耐えたスーパールーキーは、ロープをつかみギブアップは免れた。アリーナから「聖怜コール」が起きる中、エルボーで抵抗も再び逆片エビ固めで捕獲された。これを耐え抜くとエルボー合戦からボディースラム2発で逆転。アマレス仕込みの鮮やかなサイドスープレックスを放ち、逆エビ固めで一気に攻勢に出た。MIRAIの投げを耐え再びサイドスープレックス。しかし、残り1分を切りバックドロップで倒されエルボーをかわし豪快なジャーマンスープレックスを決めた瞬間に15分時間切れ引き分けのゴングが鳴った。 キャリア5年の先輩との引き分けも山岡は、マイクを持ち「引き分けで終われるわけねぇだろうが!延長!勝敗決めるまで、させろよ」と不満をぶちまけ、和田京平レフェリーに延長戦を直訴した。和田レフェリーがロッシー小川代表に判断を仰ぐと小川代表は延長を認め、延長戦が決まった。 延長戦で左足の関節を攻めた山岡は、MIRAIのドロップキックで倒されるも再び足首をロック。ジャーマンを狙ったところを首投げで返され、MIRAIに攻められたが鮮やかなジャーマンで逆襲しアリーナをどよめかせたが、最後は7分14秒、ラリアットで敗れた。 試合後、大の字で倒れた山岡へMIRAIは「お前、本当にデビュー戦か!」と驚きを表し「悔しいか?プロレスっていうのはな、負けから始まるんだよ。その悔しい気持ちをもとにもっともっと強くなれ。そして、聖怜、またやろう」と言葉を贈った。 倒れたままマイクを握った山岡は、号泣し「デビュー戦、負けちゃった。でもプロレスもっともっと好きになっちゃう…まだ誕生したばかりのプロレスラー山岡聖怜をよろしくお願いします」と涙声でファンにメッセージを残した。 バックステージで山岡は「負けて悔しいです」と涙を流し「でもデビュー戦の相手がMIRAIさんで本当によかったなと思います。これからもっともっと強くなってこの借りを返したいと思います」と雪辱を誓った。
報知新聞社
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