マカオの中学生3人が闇バイトで運び屋に従事か…パソコン用ストレージを着衣の下に隠して中国本土へ密輸出企図
澳門海關(マカオ税関)は8月16日、同月14日にマカオ半島北部にある關閘イミグレーションの出境口にある税関検査場で大量のパソコン用ストレージを着衣の下に隠して中国本土へ密輸出を企図したとしてマカオの初等中学に通う男3人(いずれも16歳)を対外貿易法違反で起訴したと発表。 3人はパソコン用ストレージをそれぞれ198点、219点、133点をふくらはぎや太ももに巻き付けており、人体スキャナを使った検査で発見に至ったという。 中学生3人は税関の調べに対し、報酬を得ていわゆる運び屋に従事したことを認めたとのこと。税関では、3人の保護者に連絡を入れるとともに、フォローアップのため教育当局に通達を行うとともに、運び屋組織の背後関係について捜査を進めるとのこと。 目下、夏休み中とあり、税関は学生らに対し、来歴不明のアルバイト募集告知や簡単にお金が稼げるといった宣伝を信じて運び屋に仕立て上げられることがないよう注意を呼びかけた。また、教育当局と連携を密にし、学生らの遵法意識向上のための講座などを通じて運び屋行為に関わることで自身の前途に影響が及ぶことを伝えていくとした。 マカオと中国本土(広東省珠海市)の間は陸路で容易に往来することができ、頻繁に運び屋が摘発されている。