【特集】世界を目指すBリーグ超大型ルーキー 大阪出身“コートの貴公子” 金近廉選手
Bリーグ大注目の21歳 千葉ジェッツふなばし 金近廉選手
大阪府吹田市出身の金近廉選手は、昨シーズン千葉ジェッツふなばしでプロバスケットボールBリーグデビューしました。ポジションはスモールフォワード。196cmの長身を生かしたキレのあるプレーが魅力で、1番の武器はスリーポイントシュートです。思わず見とれてしまう美しい弧を描くことから、ファンの間で「恋する放物線」と呼ばれています。端整なルックスからBリーグモテ男No.1決定戦2024で1位にも輝いた、大注目の21歳です。
日本代表落選 悔しさバネに迎えたプロ1年目のシーズン
去年2月、金近選手は当時19歳の若さでワールドカップに向けた日本代表に初選出されました。しかし、最終選考で本戦出場メンバー入りを逃しました。 金近「自分があの場に立ってプレーをしたかったなという気持ちがあってすごく悔しかったです。日本がパリオリンピック出場を決めた姿をテレビで見て、さらに悔しさが増しました」 悔しさをバネに、プロ1年目のシーズンは「新人王」という大きな目標を掲げて臨みました。開幕戦ではスタメン出場をつかみ取り、12月には自己最多の1試合22得点を記録。天皇杯2連覇と東アジアスーパーリーグの初制覇というチームのタイトル獲得にも大きく貢献しました。さらにオールスターゲームにも選出されるなど結果を残し、宣言通り、2023-24シーズン最優秀新人賞を受賞しました。実力も人気も着実に兼ね備え、大活躍の1年となりました。 金近「千葉ジェッツふなばしというチームで1シーズン戦って、トップレベルでプレーすることが自分の中でも当たり前になってきている感覚があるので、すごく成長できた1年だったと思います」
再び代表入りのチャンス ファンへの恩返しを
今年6月、日本生命カップ2024北海道大会で、日本代表として国際強化試合に出場した金近選手。再び国際大会本戦への代表入りのチャンスが巡ってきました。 金近「またこうやってチャンスが与えられているのでしっかり日本代表をつかみ取りたいです。ずっと応援してくれているファンの方たちの存在が頑張ろうと思える原動力になっているので、恩返しの気持ちも込めてしっかりとメンバーに残ってパリで戦いたいです」 7月8日に発表されたバスケットボール男子日本代表最終候補12人の中に、金近選手の名前はありませんでした。厳しい争いを勝ち抜けなかったこの悔しさが、次のBリーグ新シーズンで爆発させられることが期待されます。 (「あすリート(読売テレビ)」6月29日放送)
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