発達がゆっくりな娘。姉たちと同じ私立小学校に入学させたいのですが、専門医からは支援学校をすすめられて【愛子先生の子育てお悩み相談室】
お子さんの専門家は親。尊重すべきは本人の気持ち
一番大事なのは周りから愛されていることです。困ったときに気づいてくれる人がいること。困ったときに「困った」と言えること。それが社会に出て行ったときに一番大事なことではないですか?私はどんなに障害があろうと自己肯定感の高い子に育つことができると思っています。愛されている自信に勝るものはありません。 家族で手を掛けて育てていけばいいじゃないですか。できなかったことが出来るようになったとき、誉めればいいじゃないですか。まだ、年少さんレベルなら発展途上です。可能性は無限です! クリニックには「きょうだいみんなと同じ学校に行きたいと思っているようなので」くらいに伝えたらいかがですか?専門家は専門分野のベストを尽くそうと思います。当たり前ですけどね。でも、お子さんの専門家は親です。そして、尊重すべきは本人の気持ちです。 【記事監修】 柴田愛子|保育者・自主幼稚園りんごの木代表 保育者。自主幼稚園「りんごの木」代表。子供の気持ち、保護者の気持ちによりそう保育をつづけて半世紀。小学生ママ向けの講演も人気を博している。ロングセラー絵本『けんかのきもち』(ポプラ社)、『こどものみかた』(福音館書店)、『あなたが自分らしく生きれば、子どもは幸せに育ちます』(小学館)など、多数。親向けの最新刊に『保育歴50年!愛子さんの子育てお悩み相談室』(小学館)がある。
構成/Hugkum編集部 イラスト/海谷泰水