太陽光発電施設の金属ケーブル盗 買い取り業者への規制強化視野に有識者検討会開催へ
太陽光発電施設で銅線などの金属ケーブルが盗まれ、金属くず買い取り業者に売却されるケースが相次いでいることを受け、警察庁は金属くずを取り扱う買い取り業者への規制強化なども視野に、有識者検討会を開きます。 警察庁によりますと、今年1月から6月末までで、太陽光発電施設での金属ケーブル窃盗の認知件数は4161件に上りました。 中でも盗まれた金属ケーブルが金属くず買い取り業者に売却されていた事案が相次いで確認されていて、群馬県警では今年、盗まれた銅線と知りながら買い取った業者を検挙するなどしていました。 警察庁はこうした事態を受け、有識者検討会の開催を決めました。検討会では金属くずを買い取る業者に売却者の本人確認を義務づけるなど、業者側への規制を強化することに加え、金属ケーブルを切り取るのに必要な道具の規制強化も含めて検討を進める方針です。 第1回の検討会は今月30日に開催されます。