【実録】「激安業者は危険」「最終的に100万円超」清掃現場に蔓延る盗難&ぼったくりのリアル
悪質業者を見抜く方法とは?
業者をきちんと選ばないと、値段は額面通りで済んだとしても、損をする場合がある。作業スキルが低くて、きちんと掃除ができない場合もあるし、収集したゴミを不法投棄されてしまう場合もある。 特に「激安」をうたう業者は少しでも、作業費を安くするために不法投棄をしがちだ。ゴミの中には本人を特定するものがたくさん含まれているから、最悪、警察沙汰に巻き込まれてしまう場合もある。 では、どうやって業者を選んだらいいの? というのが悩みどころだと思う。絶対ではないが、かなりの確率で悪徳業者を見抜く方法がある。 それは、「頼もうとしている業者の住所を、検索サイトで検索してみる」ことだ。
試しに僕の自宅のポストに入っていた清掃会社の住所を調べてみると、住所そのものが存在していなかった。あからさまに他社の敷地を自分の住所にしている業者もある。 グーグルストリートビューで会社を見ると、事業実態がある程度見えてくる。住所が存在しない、他社の住所というのはもちろん論外。ホームページ上では大きい会社に見えても、ググってみたら、木造アパートだったという場合もある。 もちろんアパートの一室でもきちんとしている会社はあるが、ただ清掃会社は運搬トラック、清掃道具、ゴミの仮置き場など、ある程度の敷地が必要だ。社屋がある業者に頼んだ方が安全だろう。
依頼する側はどうしても「少しでも安く」を追求しがちだが、その結果ひどい業者に当たってしまった場合、金銭的にも精神的にもかなり大きなダメージを食らう。 頼もうと思っている業者の住所をググってみるだけで、ある程度危険を防ぐことができるので、ぜひ試してほしい。 もちろんこれで完全に危険を防ぐことができるわけではない。清掃業者に依頼するときには、まずは適正価格を把握し、できる限りの手段で業者や調べてから利用するようにしよう。 村田らむ=文・写真 池田裕美=編集
OCEANS編集部