データホライゾンがDeNA傘下入りで目指す医療の新地平
データホライゾンは保険者向けのレセプトデータを分析するサービスを提供する(写真:同社HPより)
保険者向けの医療関連情報サービスを手がけるデータホライゾン(3628)の株価が、12月に入ってから急動意している。 同社は2022年8月、ディー・エヌ・エー(2432)によるTOBとその後の第三者割当増資によって同社の連結子会社となった。データホライゾンの創業者である内海良夫社長はディー・エヌ・エーの傘下入りをした理由について以下のように説明する。 「足かけ13年かけて、顧客である保険者のレセプトデータをかなり蓄積してきた。これからは、これらの2次利用に乗り出したい。それにはヘルスケア事業に取り組むディー・エヌ・エーのデータサイエンティストの力が必要だった」 10月には、ディー・エヌ・エー傘下で健康増進アプリを手がけるDeSCヘルスケアの株式を95%取得(残り5%は住友商事が保有)し子会社化。同社とは2020年4月から業務提携をしており、早くもグループ内での協業が加速している格好だ。 データホライゾンがディー・エヌ・エー傘下に入り目指すものは、どのようなビジネスなのだろうか。
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古庄 英一