パソコン修理に電子マネー? 詐欺被害防いだコンビニ店員に感謝状
来店客の特殊詐欺被害を防止したとして、和歌山県警田辺署は15日、田辺市内のコンビニエンスストア・ファミリーマート2店舗の従業員2人に感謝状を贈った。どちらも電子マネーカードを購入しようとする高齢男性を不審に思い、声を掛けたことで被害を防いだ。 【写真】ありがとう!感謝状が贈られた人たち 芸能人や犬も 感謝状を贈られたのは、「田辺新庄店」のアルバイト店員、西川絵梨さん(34)と、「田辺文里店」の店員、衛藤海さん(32)。 田辺署によると西川さんは4月11日午前10時半ごろ、60代の男性が6万円分の電子マネーカードを慌てて購入しようとしたため、理由を確認。男性が「パソコンがウイルス感染した。修理には電子マネーが必要と言われた」と説明したことから、不審に思った西川さんが同署に通報した。 また、衛藤さんは同月14日午後9時ごろ、来店した70代の男性に電子マネーカードの購入理由を尋ねたところ、「ウイルスに感染したパソコンの修理のため」と答えたため、男性を思いとどまらせて被害を未然に防いだ。 西川さんは「不審な購入に関しては声をかけ続けたい」と話し、衛藤さんは「詐欺被害を防げて良かった」と語った。【大澤孝二】