パリ五輪、台湾の最終成績は金2、銅5 ボクシング女子とバドミントン男子複で金
(パリ中央社)パリ五輪第16日目の10日(現地時間)、ボクシング女子57キロ級の決勝が行われ、台湾の林郁婷がポーランド選手を5-0の判定で下して金メダルに輝いた。台湾勢が出場する全試合が終了し、最終的なメダル成績は金2、銅5の計7個となった。金メダルを獲得したのは林とバドミントン男子ダブルスの李洋・王斉麟組。 獲得メダル数7個は東京大会の12個(金2、銀4、銅6)に次ぐ2番目の多さとなった。同日の試合終了時点での国・地域別メダルランキングでは33位だが、11日に複数の競技でメダル決定戦が行われるため、変動する可能性がある。 ▽10日の台湾勢の結果 東京大会では初戦敗退に終わったボクシング女子の林。性別を巡る騒動に巻き込まれ、プレッシャーがかかる中で悲願の金メダルを達成した。ボクシングで台湾勢が金メダルを取るのは初めて。表彰式では涙を見せ、その後「これまでの人生を走馬灯のように思い出し、涙をこらえきれなかった」と語った。林は陸上男子の楊俊瀚と共に閉会式で旗手を務めることが決まった。 ゴルフは女子の最終ラウンドが行われ、徐薇淩が通算5アンダーで8位タイとなりゴルフ女子での台湾勢の過去最高成績を記録した。銭珮芸は通算2アンダーで18位タイだった。 ブレイキン男子の予選には孫振(ダンサー名=QUAKE)が登場。モロッコ選手を2-0で下し好スタートを切ったものの、続く2試合ではオランダとカザフスタンの選手を相手にいずれも0-2の結果に終わり、準々決勝進出を逃した。 (謝静雯/編集:田中宏樹)