石破新総裁「明るい日本を取り戻す」石破茂氏 投開票前に語ったことは…【自民党総裁選2024】
27日、自民党総裁選挙の投開票が行われ、立候補者9人はいずれも過半数に届かず、決戦投票が行われることとなりました。 【写真を見る】自民党総裁選の候補者一覧 決選投票に残ったのは、高市早苗氏、石破茂氏の2名です。そして、決選投票の結果、石破茂氏が自民党新総裁に決定しました。 ▼決選投票 議員票 都道府県票 合計 石破茂 氏 189票 26票 215票 高市早苗 氏 173票 21票 194票 ▼候補者一覧(届出順) 議員票 党員算定票 合計 高市早苗 氏 72票 109票 181票 小林鷹之 氏 41票 19票 60票 林芳正 氏 38票 27票 65票 小泉進次郎 氏 75票 61票 136票 上川陽子 氏 23票 17票 40票 加藤勝信 氏 16票 6票 22票 河野太郎 氏 22票 8票 30票 石破茂 氏 46票 108票 154票 茂木敏充 氏 34票 13票 47票 27日の投開票に先立ち、18日には愛媛県松山市で四国ブロックの演説会が開かれました。 日本のかじ取りや、地方の活性化策について、石破茂新総裁は何を語ったのでしょうか? 演説内容全文を掲載します。 ■最後の戦いとして、この総裁選挙に全身全霊を 皆様こんにちは、石破茂であります。 最後の戦いとして、この総裁選挙に全身全霊を尽くしております。 私は、この日本を守らなければならない。それが自由民主党の、日本国政府の責任であると信じております。 今から32年も前のことになります。 1回だけですが、北朝鮮という国に行ってきました。まだ、拉致問題は表に出ていなかった。核実験も、ミサイル実験もやっていなかった。 金日成(キム・イルソン)の80歳の誕生日。 ■1回見たいと思って、北朝鮮に行ってきました。 我々日本海側に育った者は、この海越えたら怖い国があると教わって育ちました。海岸には、怪しい人を見たら警察へって立て札がいっぱい立ってました。それだけ密入国が多かったんだろうと思います。 人と人でもそうですが、会いもしないで、話もしないで、嫌いだもなんだと言っても仕方がない。 1回見たいと思って、北朝鮮に行ってきました。 こんな国が本当にあるんだと驚愕しました。 徹底した反日、徹底した個人崇拝、徹底したマインドコントロール、この国は必ずいつか何かやると思いました。 私が防衛の仕事をするようになったのはそのときからです。 今朝も北朝鮮はミサイルを打ちました。 あの財政が非常に厳しい国において、何の目的を持って、こんなにミサイルを撃つのか。明確な目的があるはずです。 たくさん打てば打つほど、命中精度は上がるでしょう。飛距離も伸びるでしょう。それが着々と向上しつつある。