石破新総裁「明るい日本を取り戻す」石破茂氏 投開票前に語ったことは…【自民党総裁選2024】
■ミサイルが飛んできたらいったいどこに避難をすればいいのか。80年前と何も変わっていない。 元旦に能登半島であのような震災があった。 避難所の状況は、関東大震災のときと何も変わっていない。 先進国で、体育館で雑魚寝をしているのは日本だけ。台湾では、地震発生後3時間以内、キッチンカー。被災した人を励ますの温かい食事だろう。 そしてコンテナトイレ。衛生が確保され、プライバシーが確保されないでどうする。 そして、テント。3時間以内にやってきます。 イタリアは48時間以内にやってきます。 なんで日本でそれができないのか。私は、避難所の体制もきちんとしていかねばならんと思っています。 この世界一の災害大国である日本において、防災庁がないというのは私はおかしいと思ってる。 国民を守る防災庁、必ず設立をいたします。 この松山、昭和20年、7月26日だったでしょうか?大空襲がありました。大勢の人が死んできました。市街地の半分は焼けました。 今、日本にシェルターは全くない。ミサイルが飛んできたらいったいどこに避難をすればいいのか。 これだって80年前と何も変わっていない。 当時の日本は、前線で兵隊さんが戦っているときに、空襲があっても市民は逃げるな、火を消せ、という法律があった。 ガソリンを詰めた爆弾をまかれて、バケツリレーで火が消えるはずがない。国民1人1人を大切にしていかなければなりません。 ■内部留保と配当は増えたけれども、労働者はちっとも豊かにならなかった。 この20年間、日本のGDPはほとんど変わらなかった。 1994年、日本は世界GDPの18%のシェアを持っていた。 今や4%です。なんでこんなに落ちたのか。その間、GDPはほとんど動かなかったが、株主に対する配当は5倍に増えた。内部留保は4倍に増えた。非正規は5割に増えた。 内部留保と配当は増えたけれども、労働者はちっとも豊かにならなかった。 これを変えていかなければ日本の経済に将来はありません。 国民を守る。日本国を守る。そして地方を守る。