小学生時代のバッテリー、そろってプロへ 故郷・旭川で活躍誓う
幼い頃にバッテリーを組んでいた高校生が、そろってプロ野球選手への第一歩を踏み出す。今年のプロ野球の新人選手選択(ドラフト)会議で巨人から4位指名を受けた北星学園大付高(札幌市)の石田充冴(じゅうざ)選手(18)と、西武育成7位指名の旭川志峯高のウメビンユオオケム明(めい)選手(18)だ。 【写真】2024年プロ野球ドラフト会議 最速149キロ右腕の石田投手と走攻守三拍子そろった外野手のウメビンユオ選手は旭川市立啓明小の同級生。「啓明ライオンズ野球少年団」でともにプレーした。当時から石田選手は投手で、ウメビンユオ選手が捕手だった。 元旭川大野球部監督で石田選手の父、威仁さん(50)は小学生時代の2人を指導したことも。「小学校の時は(ウメビンユオ選手が)毎日のように家に遊びに来ていて、いつも2人には『プロ野球選手になるんだぞ』と言っていた。実現してくれるなんて本当に夢みたい」と感慨深げに語る。 2人は25日に母校の小学校を訪れて児童らと交流したほか、旭川市の今津寛介市長を表敬訪問。プロの舞台での活躍を誓った。 2人とも来年1月上旬に入寮予定で、石田選手は「活躍して旭川出身を知ってもらい、市に貢献できれば」、ウメビンユオ選手は「いい報告ができるよう頑張る」と話した。今津市長は「市民みんなで応援しているので、いつか旭川での試合で活躍する姿を見せてほしい」と激励した。【横田信行】