祝賀ムードを盛り上げ 3月29日に県立美術館の開館記念パレード
鳥取県立美術館(倉吉市駄経寺町2丁目)の開館記念祝賀パレード「parade on parade(パレード オン パレード)」が開館前日の3月29日午後1時から、同市明治町の打吹回廊から同市駄経寺町の倉吉パークスクエアまでの約1・2キロで繰り広げられる。県民手作りの山車や小学生金管バンド、伝統芸能団体などが練り歩き、祝賀ムードを盛り上げる。 パレードの準備は2023年にスタート。鳥取市の浜村温泉街で宿泊施設やカフェを経営する宮原翔太郎さんが芸術監督を務め、パレードを先導する山車の改造準備などを進めている。 改造は2月末ごろから、浜村温泉街近くの作業場で行う予定。県民なら誰でも参加できる。3月15、16日の2日間、希望する県民らが同館まで歩いて運び、最終的に仕上げる。作業の様子は一般公開される。 また、パレードで使用する「着る楽器」はワークショップで製作。不要になった家具や家電、調理器具などを使用し、大工のアドバイスを受けながら作った。パレード用の「PoP音頭」や踊りも創作中で、踊り手は県民から募る。 県立博物館主任学芸員の赤井あずみさんは「美術館は県民や来館者ら、みんなで一緒につくるのがコンセプト。パレードにもたくさんの人に関わってほしい」と参加を呼びかけている。
日本海新聞