【巨人】苦しかったシーズン 真のレギュラー獲りへ進化を見せられるか、23歳内野手の挑戦
2024年シーズン、4季ぶりのリーグ優勝を果たしながら、目指す日本一まであと一歩のところで手が届かなかった巨人。悲願達成にはどんな上積みが求められるのか。キーマンの一人とされるのが門脇誠だ。 【動画】「来季に期待だよ」異国で躍進の秋広優人、センターへ弾き返す ルーキーイヤーでまず守備の堅さで信頼を勝ち取り、オフには背番号「5」に変更。チームの長年の課題だった、坂本勇人からの遊撃ポジション禅譲とスター街道を歩んでいた若武者に試練が襲いかかったのは24年シーズンだった。 当初、阿部慎之助監督も5番打者と期待していたが、開幕後はまず打撃で不振が続き、それにあわせて持ち味の守備でもエラーが増えていった。 スタメン落ちする試合もあり、今季は129試合に出場、打率.243、21打点、9盗塁に終わった。 巻き返しを期す材料もある。24年ドラフトで巨人は1位から3位まで内野手を指名。特に外れ1位には大型遊撃手として注目されていた石塚裕惺(埼玉・花咲徳栄)を指名。ドラフト1位の高卒内野手は岡本和真以来と期待の高さもうかがえる。 12月17日に放送された「さまぁ~ずスタジアム」の特別編「祝優勝!G戦士が名場面のウラ側を大告白SP」(BS日テレ)にゲスト出演した際には苦しかった春先には遊撃の先輩・坂本勇人に悩みを聞いてもらっていたと告白。その上で来季からはポジションを争う若手の有望株が入団したことに門脇は「自分は燃える」とキッパリ。続けて「ライバルがいたほうが燃えるんで」とあくまで前を見据えた。 来季の意気込みについても「チームは日本一、リーグ優勝。個人的にはゴールデングラブ賞、143試合…全試合出れるように頑張ります」と高い目標を掲げた背番5。2年目の困難を経験しより高く飛んでみせる。25年シーズンの勇姿も楽しみにしたいところだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]