G7と3カ国外相、北朝鮮のロシア派兵に懸念 「紛争の危険な拡大」
[ローマ 5日 ロイター] - 主要7カ国(G7)と韓国、オーストラリア、ニュージーランドの外相は5日、北朝鮮がロシアに派遣した兵士がウクライナ戦線に投入される可能性に重大な懸念を表明する声明を発表した。 声明は、ロシアのウクライナ侵略戦争を北朝鮮が直接支援することは、欧州およびインド太平洋の平和と安全に深刻な結果をもたらし、「紛争の危険な拡大」を意味すると指摘。「拡大する北朝鮮とロシアの間の軍事協力を可能な限り最も強い言葉で非難する」とした。 その上で、国連安保理決議に違反するロシアから北朝鮮への核・弾道ミサイル関連技術の移転の可能性についても深い懸念を表明。北朝鮮に対しロシアの侵略戦争に支援を提供することを止めるよう強く求めると同時に、ウクライナ支援への揺るぎないコミットメントを再確認し、国際パートナーと共に新たな展開に協調して対応していくと表明した。