日経平均に5月売り(セルインメイ)は当てはまらないかも
半導体不足が和らぎ、日米で自動車販売が好調。トヨタ自動車は前期比10.6%増の1010万台の生産を計画している(写真は5月10日、都内で開催した決算説明会に登壇した佐藤恒治トヨタ自動車社長:ブルームバーグ)
日経平均株価は6月に向けて一段高となる可能性が出てきている。 日経平均(日足)の騰落レシオは4月25日に146%まで上がった。これにより、5月中旬までは堅調が続くと 前回の記事 でも予想したが、結果として2万8000円台半ばの水準を連休前後から抜けてきた。5月12日時点では、この高値をさらに抜けかけているような状況である。 5月9日には騰落レシオが再度143%まで上がった。5月16日あたりにももう一段と高くなる可能性がある。騰落レシオが120%程度でピークアウトするのではなくて、140%を超えるような超過熱圏まで入っている。経験則上、ここから1カ月程度、6月前半に向けて高値をもう一度抜けていくことが期待できるだろう。
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木野内 栄治