【40代、50代 歯磨きの新常識】一生物の歯のために。歯科医師・石井さとこ先生も実践する歯ブラシ・フロス・歯間ブラシの使い方
当たり前のように毎日行っている歯磨きだが、意外に間違った方法を続けている人も多いとか。歯科医師で口もとスぺシャストの石井さとこ先生が実践する「歯磨きの新常識」とは? さっそく今晩から実践してみて。
歯磨きをアップデートして、老け口もとにカツ!
「のんびりと満開の桜を楽しみたい…。と思いきや、ザッと流れるように散ってしまいました。もうすでに、初夏に変わりつつありますね。 衣替えも急き立てられるような気持ちになります。また、新しい気持ちで健康生活を立て直したいという方も増えてます。今回は、健康の基本のキ、歯磨きケアについて自分にお得な3つのケア方法をご紹介します。あ、知ってるわ、っていう方も再チェックしてね」
歯磨き新常識1 ケチるな歯ブラシ
「歯ブラシの交換タイミングについての質問も多いのですが、皆さん本当に歯ブラシを大事にしていらっしゃる。え? 一生モノ? なんて方もたまーにいる。3、4か月ごとに新調しますなんて方はまだ普通、1年なんて方も…。愛着が湧いて(?)とか、毛先がしなる感じが心地よい、などそれぞれご自分の歯ブラシ愛をお持ちになるのはわかりますが、それはNGです。 歯ブラシは基本、消耗品です。 毎日朝晩または、朝昼晩、28本の歯を磨くのです。その歯ブラシを1ヶ月以上使用すると、清掃効果が4割ほど落ちていきます。裏側から歯ブラシを見て毛先が広がっていたら…なんてのは、かなり末期のもの。しかも最近の歯ブラシは毛先が極細だったり、凸凹しているモノが多いので毛先が広がりにくくなってます。 けれど、歯ブラシの毛先は確実に劣化します。使い古した歯ブラシの毛先はしなりすぎたり、硬くなったり、粗造になるので長時間使用しても歯垢を落としきれません。そのまま使っていると歯のエナメル質に過剰な力が加わり歯の表面を傷つけたり、柔らかい歯肉を傷つけることも多々あります。 私も経験があるのです。歯肉に毛先がチクチクして違和感があった時に、少し出血しました。古くなった歯ブラシの毛先の硬さが原因でした。歯や歯肉の境目や間は複雑な構造をしているので、きちんと列が揃っていて毛先の性能が良い、新品の歯ブラシに交換する必要性を感じました」
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