“年金600万円分を返金してほしい”組合側が10年間ミスに気づかず過大支給...85歳母と56歳息子は困惑「どうしていいのやら、途方に暮れます」
日本年金機構では事務処理誤りは1年間で1000件超 広報「人間がやることになるので…」
実は、年金をめぐる誤りは全国各地で起きています。日本年金機構によりますと、年金の事務処理誤りは、2023年度の1年間だけで1000件を超えています(※日本年金機構の支給のみ)。 このうち、年金を多く支給し返還を求めたものは、178件あったといいます。なぜこうしたミスが相次ぐのか。私たちの取材に日本年金機構の広報担当は、「人間がやることになるので、確認不足や事実関係の誤認で誤りが起きてしまっている。誤りが発生した場合は原因について分析して再発防止に努める」と回答しました。 600万円もの年金の返還を求められている女性の息子・佐々木さん。返済しないといけないことはわかっていますが、残りの額は450万円。働くことができない中、「八方ふさがり」だと嘆きます。 (佐々木さん)「まさか年金がらみでお金を取られ続けるなんて考えてもいなかった。真面目に納め続けていたらそれなりにあるのかなと思っていたので、どうしていいのやら理解できないですし、途方に暮れますね」 ▽こうした年金に関する「憤り」「悩み」などがありましたら、情報を 4news@mbs.jp までお寄せください。 (2024年5月16日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『発掘!憤マン』より)