兵庫県警芦屋署＝芦屋市公光町

　３０日午前、兵庫県芦屋市の派遣社員の女性（４６）が「交流サイト（ＳＮＳ）で知り合った男から投資名目などで１１２２万円をだまし取られた」と県警芦屋署に届け出た。同署は恋愛感情を抱かせて金をだまし取る「ロマンス詐欺」事件として調べる。 【写真】バッグに詰まった凶器「好きなん使え」　豹変した“オヤジ”、半グレが震え上がった夜 　同署によると、女性は４月、インスタグラムで投資家を名乗る男と知り合い、ＬＩＮＥ（ライン）などで頻繁にやりとりするようになったという。「あなたが好き」「結婚したい」などと言われ、ＳＮＳの写真の容姿も「自分好みのイケメンでその気になってしまった」という。女性は男から投資話を持ちかけられ、４回にわたって指定口座に現金を振り込んだ。 　投資サイト上では最大３億円の利益が出ているように表示されていたという。男から女性の名前を間違えたメッセージが届いたことを不審に思って出金を依頼したが、「アカウントの入力を間違えて口座が凍結された。口座の解凍金が必要」などと言われ、さらに４回にわたって送金した。続けて延滞金を求められたが、全財産がなくなって家族に相談し、被害に気付いたという。