「有名企業への就職に強い大学」ランキングTOP200! 5位は東京理科大学、4位は名古屋工業大学、ではトップ3は?
■早稲田と慶應で有名企業への実就職率に差がつく理由 9位の早稲田大学の総就職者は8028人で慶應義塾大を上回るが、有名企業の割合は43.9%と低い。この差は学生気質にあるようだ。早稲田大の学生が就職した企業・団体数は、ベンチャー企業や地方企業、留学生を中心とした海外の就職先などを合わせると2300機関に上り、そのうち約1500機関の就職者が1人だという。有名企業だけではない、多様な進路を選ぶ学生が多いことが早慶の有名企業の実就職率の差となっているようだ。
早稲田大の就職者が多い企業は、アクセンチュア(100人)、NTTデータグループ(98人)、ベイカレント・コンサルティング(85人)、みずほフィナンシャルグループ(79人)、デロイトトーマツコンサルティング(66人)などで、早慶ともにコンサルティング会社の就職者が多い。 高い給与水準とともに、次のステップを視野にいれて成長できる環境があるコンサルティング会社は、東京大学(23位)の就職者数上位企業にも多く、アクセンチュア(66人)やEYストラテジー・アンド・コンサルティング(40人)、アビームコンサルティングとPwCコンサルティング、ボストン コンサルティング グループ(各22人)などがある。
東京大と比肩する最難関大でも京都大学(17位)は就職先の傾向が異なる。就職者が最も多いのはアクセンチュア(36人)だが、それ以外は、関西電力(26人)、トヨタ自動車(24人)、三井住友銀行(22人)、三菱UFJ銀行(21人)など。 ■他の旧帝大で就職者数が多い企業は? 他の旧帝大もコンサルティング会社はそれほど多くない。各大学の就職者が多い企業は、10位の大阪大学がソニーグループ(41人)、NTTデータグループ(39人)、ダイキン工業(35人)。名古屋大がデンソー(53人)、トヨタ自動車(52人)、中部電力パワーグリッド(22人)。18位の東北大学がNTT東日本(26人)、日立製作所(24人)、NEC(20人)。九州大が九州電力(41人)、日産自動車(32人)、三菱重工業(24人)。29位の北海道大学がニトリ(22人)、北海道電力(19人)、アクセンチュアと日立製作所(各18人)など。理系の学生が多いことから、大手製造業やインフラ系の就職者が多くなっている。