マレー ウィンブルドン出場は「最後の瞬間まで待つ」今夏限りでの引退意向は変わらず<男子テニス>
ウィンブルドン
7月1日に本戦が開幕するウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は27日に公式サイトを更新し世界ランク115位のA・マレー(イギリス)のコメントを掲載。出場の可能性について「最後の瞬間まで待つつもり」と明かした。 【アンディ・マレー 選手詳細情報】 37歳で元世界ランク1位のマレーは今月18日に行われたシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)で初戦突破。ATPツアーマッチ1000試合目を白星で飾ったが翌19日に行われた2回戦では第1セット第5ゲームの時点で背中の痛みにより途中棄権を余儀なくされた。 そして今回、21日に脊椎嚢胞の手術を受けた後のコンディションについて明かしており「出場できるかどうかは最後の瞬間まで待つつもりです。私にはその権利があります。100パーセント出場できるのか、出場できる可能性が0パーセントなのかは、はっきりしていません。それが現状です。おそらく、今はシングルスをプレーできない可能性が高いと思います。それでもあそこで再びプレーする機会を得るために年中無休でリハビリもしてます」と語った。 また今夏での現役引退を示唆していることについて次のように言及した。 「チームと話し合った結果、この夏を過ぎてプレーすることはないだろうということになりました。全米オープンのためにニューヨークに行くつもりはありません。でも、クイーンズ(シンチ・チャンピオンシップス)で起こったようなことが、テニスコートでの最後になってほしくはありません。また、最後の試合をどう終えるか、どこで終えるかよりも、世の中にはもっと大切なことがあるとわかっています」 「でも、長い間このスポーツに打ち込んできたので、少なくともクイーンズで起きたようなことではなく、競争力のある適切な試合で最後を迎えたいと思っています。ウィンブルドンでプレーできず、オリンピックに間に合うように回復できなかったら、どこかで別のトーナメントに出場しようと考えるかもしれません。でも、ウィンブルドンでプレーでき、オリンピックでプレーできるなら、それが最後になるだろう」
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