写真：INTERNET Watch

【追記：6月10日11時30分】 　ニコニコ公式Xアカウントが、6月10日10時45分時点の情報をポストした。「サイバー攻撃は現在も続いており、安全が確保できるまでは今後についてのご報告は難しい状況です」とのことで、復旧の見通しは立たない模様。夕方にあらためて報告可能な範囲の情報を公開するとしている。 　株式会社KADOKAWAは、6月8日未明から同社グループの複数のウェブサイトが利用できない事象が発生していると発表した。6月10日9時時点でも、KADOKAWAグループオフィシャルサイトや、同社グループの株式会社ドワンゴが運営するニコニコサービスが利用できない状態となっている。 　6月9日のプレスリリースにおいて、同社は次のように説明している。 ・6月8日未明より、同社グループの複数のサーバーにアクセスできない障害が発生。データ保全のため関連するサーバーを至急シャットダウンした。同日中に社内で行った分析調査によれば、サイバー攻撃を受けた可能性が高い、と認識している ・プレスリリース発表時点で調査・対応を進めているが、「ニコニコサービス」全般、「KADOKAWAオフィシャルサイト」、エンターブレインのECサイト「エビテン（ebten）」などで影響が発生していることを確認している。また、情報漏洩の有無についても調査を進めている ・外部専門家や警察などの協力を得て調査を実施し、迅速に対応を進める 　本記事の公開時点で、ニコニコのトップ（https://www.nicovideo.jp/）やニコニコインフォ（https://blog.nicovideo.jp/niconews/n）では、障害の情報が掲載されている。原因はサイバー攻撃と断定的に書かれており、週末中には復旧の見込みがなく、10日に再度情報を発表するとしている。 　KADOKAWAオフィシャルサイト（https://www.kadokawa.co.jp/）およびエビテン（https://ebten.jp/）は障害の情報が掲載された状態で、アクセスできない場合もある。 　同社では、今後、ニコニコインフォや公式X（@nico_nico_info）で随時続報を公開するとしている。