【バイクを軽々操るためのテクニック&カスタム】重量以上にハンドリングや操作感が軽くなるカスタム3選【WebikePlus Vol.08】
レース用のワークスマシンが凄く軽量なのは、すべてのパーツにコストをかけているからで、愛車の軽量化に同じ手法を取るのは厳しい。だからこそ重量差以上に効果のあるパーツから手を付けよう! 文/Webikeプラス 編集部
カスタムで軽く操る!軽く曲がる!
バイクを構成するパーツは、純正だと鉄やアルミ、プラスチック樹脂が主体。それらをチタンやマグネシウム、カーボンなどの軽量素材に換装すれば間違いなく軽くなる。……が、軽量素材は総じて高コスト。だからハンドリングの軽さに大きく影響するパーツからカスタムしていくのが効率的だし、変化も実感できる。 順番としてはマスの集中化に貢献し、ルックスやサウンドでもカスタム感が大きいマフラーから交換するのが良いかも。軽さで選ぶならチタン製のフルエキゾーストだろう。 リプレイスホイールはアルミ鍛造製法が主流となり、価格的にも昔より手を出しやすくなっている。 そして軽量化でもっともコスパに優れるのがリチウムバッテリー。消耗品と捉えずに、カスタムパーツとして最初に交換するのもありだ。
軽量化はコストかかる だからこそ効率的かつ論理的に楽しみたい!
────────── マフラーのリプレイスはマスの集中にも貢献する ────────── 純正マフラーのサイレンサーはかなり重く、車体の重心から離れた場所に配置すると、傾ける際のハンドリングが鈍くなる。軽量素材を採用するリプレイスマフラーは、相対的にマスが集中してハンドリングのレスポンスが鋭くなる。 ────────── バネ下のカスタムは数値異常の走りの効果を体感できる! ────────── スプリングの下にあるホイール重量がサスペンションの路面追従性能を左右する。ジャイロ効果は薄まり、ハンドリング向上はもちろんだが、ブレーキの効力もアップ。スプロケットやチェーン、パッドの消耗も軽減できる。
【Wheel】「ホイール」のリプレイスはハンドリング向上だけでなくブレーキ効力もアップ!
物体が動くと重量に応じた慣性力が発生する。ホイールも同様で(同じ回転数なら)重ければ大きな慣性力が生じ、軽ければ慣性力も小さい。また、高価なリプレイスホイールは、ホイールの外周部分を軽くしている物が多い。同じ速度ならブレーキを強くかけなくても減速することができ、バイクを軽量&コンパクトに感じられる。