【全日本総合バドミントン2024】櫻本絢子&五十嵐有紗は準優勝。「相手の攻撃時間が長く、打ち込まれてしまった」(櫻本)「まだ女子ダブルスでの作戦の考え方が甘い」(五十嵐)
「第78回全日本総合バドミントン選手権」最終日の12月30日、女子ダブルス決勝戦で志田千陽/松山奈未(再春館製薬所)に0-2で敗れ、準優勝の櫻本絢子&五十嵐有紗(ヨネックス/BIPROGY)のコメントを紹介する。 【トーナメント表】全日本総合バドミントン2024女子ダブルス 櫻本 出だしからすごく引いてしまう部分が多く、1ゲーム目は変えられなかった。第2ゲームは自分たちの攻撃を貫こうと思ったが、簡単には決めさせてもらえず、最後は気持ちの勝負で負けてしまった。 熊本マスターズの負け方も見直したけど、同じ負け方で、相手の攻撃時間が長く、打ち込まれてしまった。レシーブから攻撃に持っていくパターンを、早い段階でつくらないといけないと思う。 大会を通しては、レシーブで引いて前を使われたときに足が止まったのが課題。後ろから打ち分ける点ではトップレベルの選手にも決まったので、自信をもってやっていきたい。 今年は宮浦(玲奈)と五輪レースを走り切って、すごくいい1年だったし、新しい挑戦で目標も見つかっている。来年も1月のインドオープンから出るので、そこに向けて頑張りたい。 五十嵐 終始、相手のペースでやられてしまった。前回の対戦と同じ負け方だけど、前回よりはドライブ戦から点を取れたラリーがあったり、ちょっとでも相手に足を運ばせるような展開にはできた。そこから後の展開で決めきるところに進めていないので、どういう展開をつくっていくか考えていきたい。 大会を通しては、2回戦までは自分のペースで試合をできなかったが、3回戦以降は自分の持ち味を出せた。ただ、ミックスダブルスのときは作戦をいろいろ考えられたけど、まだ女子ダブルスでの作戦の考え方が甘い。 今日も、自分がドライブが得意でも相手もドライブが好き。そこでトライするのも大事だけど、逆に大きい展開をつくれたらよかったかなという反省点がある。 今年は五輪も今大会も金メダルではなかったけど、自分としてはいい1年だったと思っている。来年は、1大会ごとに結果を残し、ランキングを上げられるように頑張りたい。
取材・構成/バドミントン・マガジン編集部