40代・50代になって体型を維持するのが難しくなったら…腸腰筋を鍛える簡単椅子エクサ
「いくつになっても美しくありたい!」女性なら少なからずそんな思いがあるはず。今回は、加齢とともに体型が崩れてきた…維持するのが難しくなった…そんなあなたにおすすめのエクササイズのご紹介です。ターゲットは太腿の付け根にある筋肉「腸腰筋」。見た目の変化だけでなく、体力や筋力の衰えが気になり始めた人にもおすすめ。初心者OK!椅子に座ってできる簡単なエクササイズですよ。 *写真で詳しいやり方を見る→腸腰筋を鍛える簡単椅子エクサ ■腸腰筋とは 腸腰筋は、抗重力筋のひとつ。上半身と下半身を繋ぎ、関節の安定や姿勢の維持に大きく関わっている筋肉です。 腰椎から始まる「大腰筋」と、骨盤から始まる「腸骨筋」からなり、それぞれ太腿の骨の内側につながっています。 わかりやすく言うと、体の奥にあり体幹部分と脚を繋ぐ重要なインナーマッスルです。日常では、歩行や階段の上り下りなど、足を引き上げるときに使われています。 ■■腸腰筋を鍛えるメリット 美姿勢を保つ 腸腰筋には、骨盤の位置を整え、姿勢を綺麗に保つ働きがあります。筋力を衰えさないこと、鍛えることが、見た目の美しさや若さにつながるのです。 腰痛など不調の緩和 姿勢が整うと腰に負担がかかりにくくなるため、腰痛の予防や改善の効果も期待できます。加えて、体を動かすことも楽になり、血流UPにつながります。 巡りの良い状態が保てるので、不調が起きにくくなります。 ぽっこりお腹解消 腸腰筋が衰えると骨盤が傾きお腹に力が入りにくくなるため、腹筋も弱くなります。下腹部が緩んで脂肪が溜まりやすい体に…。つまり、腸腰筋は、ぽっこりお腹の原因にも関わっているのです。 ぽっこりお腹を解消したい人は、腹筋だけでなく腸腰筋を鍛えることも大切です。 ■腸腰筋を鍛えて体型の崩れを防ぐ!椅子に座ってできる簡単エクササイズ 筋力に自信のない人でも無理なくできるエクササイズです。安定して座れる椅子を用意して、さっそくやってみましょう! ■■やり方 1)骨盤を立て、背もたれに寄りかからずに椅子に座る。手の親指を腰、残りの指先が脚の付け根にくるようにして背筋を伸ばす 2)片足を床から少し浮かせる。脚の付け根を引き込み、太腿をお腹に近づける 3)脚の付け根に挟んだ指をつぶすように、更に太腿を引き上げ、2の位置まで下す。脚の付け根(腸腰筋)を意識しながら小さく10回引き上げる 4)反対の脚も同様に行う ■■ポイント 背中や腰が丸くならないように、骨盤の位置を整え、背筋を伸ばして行いましょう!太腿の上げ下ろしをするときは、お腹に太腿を寄せるイメージです。 ほんの少しで十分なので、下すより、引き上げる方を意識し、呼吸と共にリズミカルに行うこと。動きは地味ですが、しっかり筋肉を使うエクササイズです。 体型の維持はもちろん、健康な体作りにも大いに役立ちます!ぜひ、みなさんのペースで続けてみてくださいね。 ライター/須藤玲子(ヨガ講師)
須藤玲子