一気に30%パワーアップでワイドなボディがインパクト増しまし!新型アストンマーティン・ヴァンテージは「進化の見どころ」が多すぎる
あらゆる領域での運動特性を最適化する統合制御システム
さらに、新しいヴァンテージのパフォーマンスアップを支えているのは、高度なインテグレーテッド・ビークル・ダイナミクス・コントロール(IVC)です。 ブレーキ、パワートレーン、電子制御式リア・ディファレンシャル(E-Diff)を総合的に制御するESPによって、ドライビングダイナミクスの限界領域に至るまでバランスとハンドリングを最適化しました。それは、あらゆるドライビングスタイルのダイナミック特性をサポートし、常によりスムーズかつ安定した「速さ」を演出します。 ヴァンテージの新しいESPは単なるパフォーマンスリミッターではなく、パフォーマンスを引き出すデバイスとして機能するようにチューニングされている、と言っていいでしょう。ビークルダイナミクスシステムの3つの主要な柱(ライド、ハンドリング、ステアリング)をアクティブに制御し、あらゆる天候、道路、トラックでの車両の応答性とハンドリング挙動を最適化しました。 機能を司るE-Diffは従来のリミテッド・スリップ・ディファレンシャルとは異なり、ESPと連動して安定性を積極的に高め、正確かつ即時のコントロールを可能にするものです。トラクションの最適化、安定したハンドリング、俊敏性の向上に貢献しています。 このほか、最新世代のABS制御システムを使用して制動距離を最適化するとともに、ブレーキ・スリップ・ベクタリングを適用してコーナー進入に備える「インテグレーテッド・ブレーキ・スリップ・コントロール(IBC)」、エンジン、ブレーキ、E-Diffの制御を組み合わせ、コーナー出口で最適なトラクションをもたらす「インテグレーテッド・トラクション・コントロール(ITC)」などが、すべての走りを別次元へといざないます。 もういとつ、ユニークな走行制御システムが「アジャスタブル・トラクション・コントロール(ATC)」です。ウェット、オン、トラックESPモードの選択に加えて、1~8のポジションでエンジントルクを調整、スリップを制御します。時にオーバーステアが発生する可能性がありますが、ドライバーが積極的なコントロールを楽しむことができます。