アパレルやNFTゲーム開発のクルーズ、ヤフー掲示板の誹謗中傷に法的措置「糞株」など稚拙な内容に代表言及
クルーズグループは2日、インターネット上での同社および経営陣に対する誹謗中傷行為について、法的措置を講じたことを明らかにした。 【画像】12月2日公表「インターネット上におけるにクルーズグループ及び役職員に対する不適切な投稿・誹謗中傷行為の対処について」の一部 同グループはファッション通販サイト「ショップリスト(SHOPLIST.com by CROOZ)」の運営やアパレルの運営、システムエンジニアリングサービスを行う傍ら、近年ではブロックチェーン技術を活用したNFTゲーム開発も注力しており、ゲーム開発企業であるgumiとの協業も行っている。 今回の小渕宏二氏代表の発表によると、同社は、Yahoo!掲示板<2138>(Yahoo!ファイナンスで運営されている掲示板)を中心に侮辱的な投稿が繰り返されているとした上で、発信者情報開示請求を裁判所に申し立て、認められたことを報告。開示された情報を受けて、和歌山県と滋賀県在住の2人に対して損害賠償請求訴訟を提起した。 具体的には「糞株」、「早う往生せんかい」などの書き込みがあったといい、同氏は「実際にはもっとひどい表現がなされていましたが、あまりに幼稚で稚拙で嫌味な表現のため、記載するのも恥ずかしいのでこちらでは一部のみ記載」とことわりを入れつつ、同社のIRポリシーに則り決断を行ったと説明した。 小渕氏は、この発表にて「最近でも三重県桑名市でカスタマーハラスメントは今後実名公表し、法による根絶を目指すとありましたが、今回のような株価掲示板による誹謗中傷はカスタマーハラスメントではないですが同じようにハラスメントの一種だと思っていて」「匿名掲示板におけるいじめ、ハラスメント行為を根絶したいと考えております」とコメント。 発表文ではその他「集団で徒党を組んでイジメを行う弱虫で嫌味なやつと同じくらい気持ち悪い行為ですね。もし逆の立場だったら、もし書き込まれた人の親がそれを見たら、どう思うでしょうか。」とも述べ、現在も複数の発信者情報開示請求が進行中であることも明らかにした。
編集部 経済・社会担当