球団史上最年長で新人王に輝いた巨人・船迫大雅の実家にあるもの
◆NPB AWARDS 2024 supported by リポビタンD 今季のプロ野球のタイトル獲得者などを表彰する「NPB AWARDS 2024 supported by リポビタンD」が26日、都内のホテルで行われ、セ・リーグの新人王は巨人・船迫大雅(ふなばさま・ひろまさ)投手(28)が球団史上最年長で受賞した。 船迫の地元・宮城の蔵王町も新人王受賞に沸いた。母・淳子さんは「本当に良かった。息子なりに努力しているのは分かっていた。球場でも“バサマコール”を聞くと涙が出てくる。一番は応援してくださった皆さんに感謝したい」と感激の面持ちだった。 今季、交流戦が地元・宮城の楽天モバイルで行われ、6月13日に凱旋登板。両親や友人も応援に駆けつけた。「祖母たちはもう年で東京に連れていけないので、地元で見せてあげられたのは良かった」と淳子さんも喜び、「地元の人たちも結果を喜んでくれる」と目を細めた。 一方で、プロの世界で戦う息子の姿を喜びながらも、母としては少し寂しさを感じる。忙しい息子を思いやり「話したいことはいっぱいあるけど、面と向かって話せなかったり…」。そんな中、地元の友人から船迫の等身大パネルをプレゼントされた。「家で主人がドンドンやってるから何してるんだろう?とのぞきにいくと、壁にくぎで打ち付けちゃったんです(笑い)。でも『ヒロ(大雅)連れてきたよ!』って。涙が出ましたね。今後も巨人の力になれるように頑張ってほしい」。28歳でつかんだ新人王―。これまでの苦労を思い返しながら淳子さんは、実家に飾られた息子の姿を感慨深げに見つめた。(巨人投手担当・水上 智恵)
報知新聞社