早大学院、巧みな試合運びで錦城に3-0勝利
第103回全国高校サッカー選手権東京予選の1次予選2回戦が9月8日に行われ、早大学院が錦城を3-0で下しブロック決勝進出を決めた。 【フォトギャラリー】錦城vs早大学院 立ち上がりから推進力ある攻撃で押し込む早大学院。対する錦城は対人では強く当たり、自陣でのプレーではリスクを取らずに無難に前線へとクリアして相手陣地への進入を試みる。 先制点を奪ったのは試合開始から主導権を握る早大学院だった。15分、左サイドのクロスからゴール前で混戦になると、ゴールライン上のこぼれ球を早大学院MF19正光悠悟(2年)が押し込みゴールネットを揺らした。 30分、先制を許した錦城はFW14横田蓮(2年)が右サイドのクロスからシュート。一瞬の隙を突くも得点に至らず。一方、ピンチを逃れた早大学院はその後も迫力ある攻撃で錦城ゴールを脅かすも、追加点は奪えず。1-0でリードを折り返す。 後半に入っても、しっかりとボールを保持しながら、推進力ある攻撃で押し込む早大学院。49分、MF14三上陽南太(3年)がワンツーからPA内でシュート。これは僅かにポストを逸れる惜しいシュート。 早大学院の攻撃が結実したのは65分だった。途中交代で入ったFW11岡田悠希(3年)がゴール前で左サイドからのクロスに頭で合わせ追加点を奪った。 一方、2点のビハインドとなった錦城は全体的に前目にポジションを取って反撃を試みる。しかし、得点を狙って攻撃的になったことで、守備時にスペースが空き始めてしまう。すると、そのスペースを早大学院が個人技で前進したり、ロングフィードからチャンスを創出していく。そして迎えた75分、早大学院はMF14三上が右サイドのアーリークロスをファーサイドで押し込みダメ押しのゴールをゲット。 早大学院は前半の迫力ある攻撃から、後半は巧みな試合運びで相手を抑え込み、そのまま試合終了。3-0で勝利した早大学院がブロック決勝に駒を進めた。 (文・写真=田原豊)