日本人トリオが揃って先発のセルティック、前田大然の同点弾でクラブ・ブルッヘと1-1ドロー
現地時間27日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はリーグフェーズの第5節が行われ、日本人3選手が所属するセルティックはホームのセルティック・パークにクラブ・ブルッヘを迎えた。 【動画】前田大然がスーパーゴール! 前節、ドイツの強豪RBライプツィヒを相手に会心の逆転勝利を手にしたセルティックは、この日も古橋亨梧、旗手怜央、前田大然の日本人トリオが揃って先発出場。一方のC・ブルッヘも前節はプレミアリーグの強豪アストン・ヴィラ相手に勝利を収めており、互いに連勝を懸けてぶつかり合った。 立ち上がりから攻勢に出たのはC・ブルッヘ。エースのジュグラにボールが収まり、両サイドのツォリスとスコフ・オルセンも前を向いて仕掛けていく。24分には右サイドからカットインしたスコフ・オルセンが左足で狙うも、ゴール左へとわずかに外れた。 守勢のセルティックは、攻撃でもC・ブルッヘのプレスに対して思うようにボールを運ぶことができない。すると迎えた26分、C・ブルッヘのプレッシャーを受けたキューンがカータービッカースに戻すと、ダイレクトでGKシュマイケルにバックパス。しかし、シュマイケルのポジショニングを見ずにノールックで出してしまったパスはそのままゴール右へと転がり、オウンゴールでC・ブルッヘが先制に成功した。 巻き返したいセルティックだが、打開力のある右サイドのキューンが厳しいマークに遭い、攻撃の起点を作ることができない。旗手も中盤からチャンスメークを試みるが、C・ブルッヘのプレスとタイトな守備に苦戦を強いられる。 1点ビハインドで前半を終えたセルティックだが、C・ブルッヘに与えた枠内シュートは0本と、劣勢ながらも決して悲観するほどの差はない。すると後半、日本人トリオが反撃の狼煙を上げる。 まずは49分、ペナルティーエリア手前でボールを受けた旗手が左足を振り抜くも、強烈なシュートはゴール右へとわずかに外れる。 続く60分、ペナルティーエリア左でボールを受けた前田が鋭い切り返しでエリア内に切り込むと、そのまま右足で滑り込むようにシュート。これが逆サイドネットに突き刺さり、セルティックが試合を振り出しに戻した。 逆転したいセルティックが攻勢に試合を進める中、C・ブルッヘも69分、ゴール前の混戦からジュグラがネットを揺らすが、VARの結果、オフサイドによりノーゴールとなった。 76分、前田と古橋が下がり、アイダとフォレストを投入したセルティックに対し、C・ブルッヘもジュグラとスコフ・オルセンを下げてタルビとフェルマントを投入し互いに勝負に出る。 しかし、アディショナルタイムの4分間でも決勝ゴールは生まれず。勝ち点1を分け合う結果に終わった。 ■試合結果 セルティック 1-1 クラブ・ブルッヘ ■得点者 セルティック:前田(60分) クラブ・ブルッヘ:OG(26分)