怪我続きだった花巻東の速球派右腕が2回3失点で涙も自己最速の150キロを計測!
<第106回全国高校野球選手権大会:滋賀学園 5-0 花巻東>◇13日◇2回戦◇甲子園 【トーナメント表】夏の甲子園 大会7日目までの結果一覧 花巻東の速球派右腕・小松 龍一投手(3年)は初戦で涙をのむ形となった。佐々木洋監督に託され、先発した小松は立ち上がりに自己最速の150キロを計測。背中側気味に入っていたテークバックの動きを見直し、修正に成功した。しかし2回に滋賀学園の集中打にあって、3失点。そのままチームは敗れる形となった。 「岩手大会でもなかなか投げられていない中、先発を任せてもらって、激励をもらった。集中打を浴びてしまい、申し訳ない気持ちです」と涙を流しながら振り返った。 今年は肩、足首の故障などアクシデントがつきまとった。調子が上がらず、岩手大会でも5イニングの登板だった。178センチ76キロと大型投手が多い現代では華奢に見える。その中で体の使い方を極め、並外れた速球を投げるまでになった。 今後は大学に進んでレベルアップを誓う小松。巨人のドラフト1位の西舘 勇陽投手(中央大)のような成長曲線を描くことができるか。