日向坂46 濱岸ひより、アイドル活動に終止符「アイドルになる道を選んだことは、決して間違ってなかった」
12月5日(木)に開催された日向坂46の全国ツアー「Happy Magical Tour 2024」福岡公演の中で、二期生の濱岸ひよりの卒業セレモニーが行われた。 【写真】真っ白なドレス姿で登場、濱岸ひよりの卒業セレモニー【11点】 濱岸は福岡県出身で、2017年に14歳でグループに加入。「ひよたん」の愛称で親しまれ、グループ内では天真爛漫な自由人キャラとして愛されてきた。また、身長167.5cmのスタイルをいかして、女性ファッション誌『with』の専属モデルを務めるなど、幅広く活躍。そんな濱岸の最後のステージを見守るため、会場のマリンメッセ福岡にはたくさんのファンが集まった。 この日、グループのライブ本編が終わると、ファンが「ひよたん」コールを発動。モニターには、濱岸の7年間の歩みを追ったVTRが流された。加入初期から濱岸の相棒的存在だった河田陽菜のナレーションで、濱岸のオーディション時の姿から、バラエティでの活躍、活動休止から復帰して涙を流す様子などが紹介された。 そして、真っ白なドレスに身を包んだ濱岸がステージに登場。この日のために用意してきたメッセージを読み上げる。「日向坂46の濱岸ひよりです。本日はHappy Magical Tour 2024に、また、濱岸ひより卒業セレモニーにお越しいただき、本当にありがとうございます。最後に皆さんに、お手紙を書いてきたので読ませていただきます。 本日は私の地元である福岡でセレモニーを行うことが出来て、ほんとに嬉しいです。私のファンの皆さんはほんとに優しくて、どんな時でも応援してくれました。モデルのお仕事が決まった時、お芝居のお仕事が決まった時、写真集が決まった時、いままでたくさんの夢が叶うたびに、自分のことのように喜んでくださいました。そんな皆さんに出会えて本当に幸せでした。 以前、私が休養した時もずっと変わらずに待っていてくれて、ほんとにありがたかったし励みになりました。そんな皆さんがいたからこそ、約7年間、アイドルを続けてこれました。私は決してアイドルに向いてるとは言えないアイドルだったと思います。そんな私でも、メンバーのみんなやファンの皆さんに受け入れてもらえてとても幸せでした。 日向坂が大好きで、メンバーのことも大好きで、おひさま(日向坂46のファンの愛称)のことも大好きで、日向坂に出会えて本当によかったなぁと思います。アイドルになるか悩んでいた時、バレエを頑張っていく道もあったのに、アイドルになるという道を選んだことは、今振り返ってみると決して間違ってなかったなと思います。 握手会や、ミーグリ、レターなど、ファンのみなさんのメッセージや励ましのメッセージを貰うたびに、とても嬉しかったし、活動を続けていく上での糧になりました。ほんとにありがとうございます。 そしてメンバーへ。私はほんとにみんなのことが大好きです。毎日一緒にいて、楽しい時は思いっきり笑いあって、悲しい時は励ましあって、そんな誰とでも分かち合えるわけではない気持ちの共有を、メンバーという存在にたくさん救われました。その場所にいるだけでとても落ち着く存在です。 今までそんな大切なメンバーが何人も、私より先に日向坂から卒業という新たな道へ飛び立っていきました。卒業のたびに寂しかったし悩むこともありましたが、メンバーや皆さんのおかげでここまで続けていくことができました。そんな大好きな、素敵な仲間に出会えて活動することが出来て、感謝してもしきれません。 そして今まで私のことをずっとずっと温かく見守ってくれて、いつでも帰る場所を作ってくれた家族。私が活動に対して何も相談しないから、不安にさせてしまったり、心配にさせてしまったり、たくさん苦労をかけてしまったと思います。それでも何も聞かないで、帰省した時はいつも通り楽しく、居心地の良い雰囲気で迎え入れてくれて、とても救われました。ありがとう。 そしてスタッフの皆さん。この世界に入った時はまだ14歳で、右も左も何もわからない中、不安でずっと泣きっぱなしな私でしたが、たくさん寄り添ってくれて、話をしてくれて、私に真剣に向き合ってくれて、ありがとうございます。スタッフのみなさんがいなければ、今の私はなかったと思います。ほんとにありがとうございます。 最後に、ほんとに日向坂になれて、メンバーのみんなに出会えて、おひさまが最高の景色をたくさん見せてくれて、ほんとに本当に幸せでした。私は、おひさまの作る虹を忘れません。この7年間、とても幸せでした。改めて、約7年間、本当にありがとうございました」 濱岸がメッセージを伝え終わると、同期の二期生たちがステージに登場。河田は目に涙を浮かべながら、「いいね、二期生。一週間前くらいにも話したけど」と語った。 富田鈴花は、濱岸をじっと見つめながら「大好きだよ。ほんとキレイ」としみじみ言った。そしてグループいち涙腺がゆるい松田好花は、スチールカメラでメンバーの姿を収めながら、「なんかいいね」と感動して声を震わせた。