爆弾発言が物議をかもしている爆笑問題・田中裕二（左）と太田光

　1月1日、正月のお笑い特番『新春！爆笑ヒットパレード2025』（フジテレビ系）が放送された。同番組内で、お笑いコンビ・爆笑問題の“爆弾発言”が話題になっている。 【写真あり】「だれかtoだれか」爆笑問題・太田もネタにした中居正広 　毎年、同番組で時事ネタを詰め込んだ漫才ネタを披露してきた爆笑問題。今年も冒頭から、太田光が「とにかくこの番組だけはずっと長く続けてほしいなと思います。ただね、その前にね、フジテレビが潰れます」とぶっこんだ。対する田中裕二も「止めろ、いまシャレになんないんだから」と火に油を注ぐかのようなツッコミを繰り出していた。 　漫才の中盤を過ぎても太田は「今年が正念場だと思います」「フジテレビね、新しい番組が始まるんですよ。タイトルがね、『だれかtoだれか』」「みんないなくなっちゃうから。どうなってんのフジテレビ。Aプロデューサーって誰？日枝（フジサンケイグループ代表）、日枝出てこい！」と危ない発言の連発。2024年の「松ちゃん、元気？」発言に引き続き、今年も“大暴走”っぷりを見せつけた。 「今回のネタは、年末にかけて報じられた中居正広さんと女性の間に起きたという“9000万円トラブル”を題材としていました。報道では、フジテレビの編成幹部が女性との会食をセッティングしたとされており、同局は社員の関与を否定したものの、世間から厳しい視線にさらされています。その状況で、まさにフジテレビで同局批判のネタをやるというのが、爆笑問題の芸人としてのプライドを感じさせますね」（芸能記者） 　Xでは、中居ネタに切り込んだ爆笑問題に対し、絶賛の声が相次いでいる。 《爆笑ヒットパレード観たけどやっぱり爆問の太田さんは最高　それを止めるふりしながら楽しんでる田中さんも最高　フジテレビで誰かTO誰かってフレーズ言っちゃうのさすがだわ》 《この本音を言いにくい時代に、テレビで生放送で言うの凄いよ。勇気貰える。これでフジテレビ太田さん使わなくなったらそれこそ認めたことになるね。》 　いっぽう、視聴者が違和感を覚えたのは、スタジオのカメラの動きだった。それまでは、ネタ中にひな壇の芸人らを映す場面もあったのだが、爆笑問題のネタ中は、太田がひな壇やMCに話しかけるようなそぶりを見せても、カメラは2人に固定され続けていた。爆笑問題はともかく、他の芸人らはリアクション一つで“大火傷”する可能性もあるため、制作側が配慮したようだ。Xでは、そうした演出に対する指摘が寄せられている。 《爆笑問題の太田さんが例の件ネタにしてる間、ひな壇にいる芸人の反応を一切映さなかった。》 《これぞ芸人太田光の真骨頂だな。日枝（フジサンケイグループの会長、天皇の呼び名も）出てこいまで言うのは流石。喋ってる時に司会席にカメラが全く切り替わらないのがなかなかリアルすぎるわ。。》 　いまだテレビ各局が中居騒動にダンマリを決め込むなか、渦中のフジテレビで切り込んだ爆笑問題。新年早々、胸のすく思いをした視聴者も多かったのではないか。