通年での過去最多は2019年の3188万人

10月に日本を訪れた外国人旅行客は331万人で、ひと月としては過去最高となり、2024年の訪日外国人旅行客（1月～10月）は、統計開始以来最速で3000万人を超えた。 政府観光局の推計によると、10月の外国人旅行者は331万2000人で、ひと月の旅行者数として、過去最高だった2024年7月の329万2602人を超えて、過去最高を更新した。去年より31.6％増加していて、コロナ前に訪日外国人数が過去最多だった2019年に比べても、32.7％上回っている。 これで2024年1月から10月までの訪日外国人数の累計は3019万3000人となり、1964年の統計開始以来、過去最速で3000万人を超えた。 国別で見ると、最も多いのは韓国で73万2100人、次いで中国の58万2800人、台湾の47万8900人、アメリカの27万8500人、香港の19万8800人、タイの13万2200人となっている。中でも中国は、2023年10月に比べて約2.3倍になった。 紅葉シーズンを迎え、訪日需要が高まったほか、東アジアでは中国、東南アジアではシンガポール、欧米とオーストラリア・中東地域ではアメリカからの旅行客が増えたことなどが要因とみられ、インバウンド好調が止まらない状況だ。