【竜王戦】佐々木勇気八段が50手目封じ１日目終了、４連覇目指す藤井聡太竜王に対し雁木を選択
藤井聡太竜王（名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖＝22）が佐々木勇気八段（30）の挑戦を受ける、将棋の第37期竜王戦7番勝負第5局が27日、和歌山市「和歌山城ホール」で始まり、午後6時過ぎ、後手の佐々木が50手目を封じて1日目を終えた。シリーズ対戦成績は2勝2敗。藤井が竜王4連覇、佐々木はタイトル初挑戦でタイトル獲得を目指す。 後手の佐々木が雁木（がんぎ）を選択し、研究手をぶつけた。雁木は経験値が問われる局面が多いスペシャリストの作戦だ。佐々木が積極的に攻める展開になり、中盤戦に突入している。藤井がやや優勢を築いていたが、お互いに正確な読みが求められる本格的な攻防となった。ただ一つ間違えれば、イッキに形勢が傾きそうだ。対局は持ち時間が各8時間の2日制。2日目は28日午前9時に再開し、夜までに決着する見込み。
