「お体をご自愛」「各位殿」…みんなが間違って使っていたビジネス敬語・用語ランキング!正しい使い方できてますか?
7位:「すいません」と「すみません」の使い分け(7人)
「“すみません”を“すいません”とよく言ってしまう」(40歳・総務・人事・事務/女性) 口語でよく使われている「すいません」は「すみません」が言いやすいよう音便化した(音が変化した)ものだといわれています。少し軽い印象になるため、かしこまった場面や書き言葉では「申し訳ありません」といった言い方をしたほうがいいでしょう。
6位:二重敬語(8人)
「“おっしゃられる通り”は正しくは“おっしゃる通り”。“ご覧になられる”も“ご覧になる”がいい。二重敬語を避ける」(74歳・その他/男性) 「“おっしゃられて”ではなく、“おっしゃる”が正解」(67歳・その他/女性) 「おっしゃられたと二重敬語を使ってしまった事があります」(52歳・主婦/女性) 二重敬語とは、1つの動詞に対して、尊敬語、もしくは謙譲語を2つ重ねたもの。一部例外もありますが、1つの動詞を敬語化する場合、同じ種類の敬語を2つ以上使わないのが基本です。 “おっしゃる”“召し上がる”は一語で尊敬語となりますので、“~られる”は不要です。 【NG例/OK例】 ・「ご覧になられる」×/「ご覧になる」○ ・「召し上がられる」×/「召し上がる」○ ・「おっしゃられる」×/「おっしゃる」○ ・「おいでになられる」×/「おいでになる」○
5位:謙遜のつもりが尊大に…「役不足」「力不足」の勘違い(9人)
「趣味仲間のリーダーに選ばれて“役不足”とあいさつしたが、失礼だったことがわかった」(59歳・主婦/女性) 「役不足。若い頃に、仕事の依頼をされた上司に謙遜を交えて使ったときに“もっと高度な仕事が良いの?(笑)”と言われた。そのとき、初めて役不足の本当の意味を知りました」(52歳・その他/女性) 役不足は「本人の力量に対して役目が軽すぎること」。力不足は「与えられた役目を果たす力量が不足していること」。「私では役不足ですけど、がんばります」と言ったときには「仕事の内容が簡単すぎる」と解釈される可能性もありますので注意が必要です。