【NFL】今季終了後にHCやGMの変更を行う予定はないとジャイアンツオーナー
現地23日(水)、ニューヨーク・ジャイアンツのオーナーであるジョン・マーラが2024年シーズン終了後にヘッドコーチ(HC)やジェネラルマネジャー(GM)を変更することは想定していないと述べたと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のジュディ・バティスタが報じた。
バティスタによると、『NFL Films(NFLフィルムス)』の新作“The Duke: The Giant Life of Wellington Mara(ザ・デューク:ウェリントン・マーラのジャイアントライフ)”の上映会で、父親が忍耐を説いていたと述べたマーラは、その忍耐こそが、2勝5敗の成績に失望しているにもかかわらず、ブライアン・ダボールHCやジョー・シェーンGMの解雇を考えていない理由だと語ったという。
バティスタによれば、マーラはこの数年間、自身の忍耐力が足りていなかったと感じており、初めて一緒に指揮を執った2022年シーズンにチームをワイルドカードラウンドでの勝利に導いたダボールHCとシェーンGMに、依然として自信を持っているとつけ加えたという。
ジャイアンツの直近の低迷は2023年に始まった。6勝11敗の戦績にとどまったそのシーズンに、首のケガに悩まされていたクオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズはシーズン第8週にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂にも見舞われたことで、合計で6試合しか出場できていない。それは、かつてドラフト全体6位指名を受けたジョーンズが、ジャイアンツと4年1億6,000万ドル(約243億3,978万円)の契約を結んだ後の最初のシーズンだった。
ジョーンズは2024年に万全の状態で復帰したものの、ジャイアンツ攻撃陣の苦悩は続いている。ジョーンズが指揮を執った7試合を通して、ジャイアンツ攻撃陣はすべての成績でNFLの下位3分の1に位置しており、試合平均のトータルヤード(290.7ヤード)で28位、パスヤード(189.1ヤード)で23位、ランヤード(101.6ヤード)で25位、得点(14.1点)で31位となっている。