裁判の最後に「普通の親子でありたかった…ごめんなさい」母親を殺害し遺体を遺棄した男 検察側は「殺意は強いもの、救命行為も行っていない」と懲役11年を求刑 弁護側は”傷害致死罪”適用と減刑を求める(山形)
■姉の精一杯の言葉 そして、最後に言い残したことはないかと聞かれると「一人の命を奪ったこと、それが母親であったことを重く受け止めて欲しい」などと述べました。 一方、検察側からの質問では、事件前後の榎本被告の言動などについて問われ、犯行現場の萬里子さんの寝室に血痕が残されていたことや、榎本被告が遺棄現場の鶴岡市に向かっていたことなどから、検察が「被告が母親を殺めてしまったかもしれないと思ったか」と尋ねると、「はい」と答えました。 ■お前は失敗作 また24日の公判では、過去に榎本被告が母の萬里子さんから虐待を受けていたことなどが明らかになっていました。 当時は、榎本被告が運営する高齢者施設について萬里子さんから売却すると言われたことで口論になり、さらに「お前は失敗作だ」などの自身やその子どもに対し暴言を言われたことで殺害してしまったとしました。 振り返ってみると、様々なことが明らかになった裁判でした。この事件は、親子の複雑な関係が生んだものだったのでしょうか。 どんな判断が出されるのか、判決は7月4日です。
テレビユー山形
【関連記事】
- 事故直後の現場 バスガイド女性死亡の事故 バスと電柱に挟まれた状況・様子が明らかに 事故の原因と今後の対策は(山形・上山市)
- 「性的欲求がたまっていた」75歳の男が23歳の女性にした許されない行為…不同意わいせつ裁判で語られたこととは(山形)【独自】
- クマにとって”人”は「侵入者」で「えさ」なのか 危険な季節と行政のスピード感 市街地出没時は「追い払い」が前提で射殺手続きに2時間? 私たちがとるべき熊対策は(山形)
- 見ず知らずの女の子が自宅のリビングに…汚れた靴下、話もできない… 気づいた親子が“とっさに見たもの” 子どもを守った“手がかり”とは
- 『1人4万円の定額減税』対象者・控除方法と影響 ”ふるさと納税”や”住宅ローン減税”の扱いも変わらない!子供の分ももらえる!条件では給付も!わかりやすく解説