海外在住日本人が、時折りどうしても食べたくなるものって?【パリ在住・井筒麻三子のおうちごはん日記】
ほぼ毎日朝から晩まで、自炊生活をしている我が家。パリだけど、和風も中華も洋風もありの、普段ごはんの様子をご紹介します。 【画像】入れて炊くだけ!「桜エビと梅干の炊き込みごはん」超簡単レシピ
○月×日 朝食:なし 昼食:鯛、スズキの昆布締め、ブロッコリーのおかかマヨあえ、カブの柚子漬け、雑穀ごはん、なめこ入りお味噌汁(写真) 夕食: チャイナタウンで中華の外食 私の中でこのところブーム(?)となっているのが、昆布締め。素人芸で捌いたお魚は、そのまま刺身で食べるより昆布締めにした方がずっと美味しいし、日持ちもするからです。 昔はお魚をそこまで食べたいと思ったことがありませんでした。ですが肉メインの国で暮らしているうちに、お魚への渇望感がムクムクと……。やはり魚、それもお刺身って、日本人のDNAにきっと刻まれているんだろうなってなぐらい、食べたい欲が生まれてくるんですよ! で、先日もマルシェで鯛がお安くなっていたので、購入した1尾ぶんを昆布締めにしたところ夫から「足りない! 今度は4尾ぶんぐらいにして」とクレーム(?)が。そんなこと言うなら受けて立つわよ~と、次は鯛、紅鯛、スズキ各1尾ぶんを購入。ぜーんぶ昆布締めにし、漬け込んでから3日目。ランチに3種類を少しずつ出してみました。どれも昆布のおかげでねっとり美味しくなっていたけれど、私はやっぱり白身の鯛が一番好きかも。 せっかくのお刺身なので、ご飯も雑穀入りを炊き、熱々でサーブ。お味噌汁はなめこたっぷりに。でもそれ以外の副菜類は、作り置きしてあったカブの柚子漬けと、茹でてあったブロッコリーにマヨネーズ&鰹節を混ぜただけの一品で、ラクしました。
○月×日 朝食:洋梨ヨーグルト 昼食:豆乳カルボナーラ 夕食: ブロッコリーの梅マヨ和え、きゅうりのぬか漬け、ほうれん草のごまあえ、カブの柚子漬け、コンテ&カマンベールチーズ、鯛めし、油揚げとわかめのお味噌汁(写真) たっぷり締めた昆布締めが、4日目に入ったこの日。まだお刺身が残っているのだけれど、やはり毎日食べ続けるのは飽きる……。とはいえこれ以上置いておくのも心配だなあと思い、残っていたお刺身は全て鯛めしにアレンジすることに。 通常夜ご飯は、ダイエットのために炭水化物を避けているのですが、「鯛が入っているんだからこれはメイン料理だ!」と思い込むことに。そのぶん、合わせるのはお味噌汁&野菜中心の副菜盛りプレートのみにし、シンプル定食風にまとめました。 肝心の鯛めし(と言ってもスズキや紅鯛も混ざっている)は、私的にはあっさりとした味だな、という感じ。もう少し味にインパクトがあってもよかったな~なんて思ったのですが、夫は「うまい、うまい!!」と大喜び。 フランス人の友人からは(いやフランス人だけでなく日本人でもそうですが)、旦那さんが魚介類一切ダメとか、〇〇が嫌いで食べないなどといった話をよく聞くのですが、うちの夫はほとんどなんでも美味しい美味しいと食べてくれるので、助かるなあといつも思います。