30代で「世帯年収600万円」の夫婦です。給料は全て妻が管理しており「お小遣い」は月に「4万円」なのですが、これって少なすぎますよね?
世帯年収600万円というと、家計に余裕があるように感じる方もいるかもしれませんが、必ずしも毎月のお小遣いに余裕ができるとは限りません。子どもがいれば学費を貯めなければならず、住宅ローンを組んでいるなら毎月の返済もあります。お小遣いが多すぎると家計を圧迫し、少なすぎると満足いく生活を送れません。 今回は、世帯年収600万円でお小遣い4万円は少ないかどうか解説します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
年収600万円世帯のお小遣いはどれくらいが目安?
お小遣いの設定額は各家庭の経済事情によって異なりますが、一般的には手取り月収の15%~25%ほどにするとよいといわれています。 会社員の手取り月収は収入のおよそ8割といわれており、世帯年収600万円なら、手取りでおよそ1ヶ月40万円です。この金額からお小遣いの目安を計算すると、「40万円×15%~25%」で6万円~10万円になります。 ただし、この金額は夫婦2人分のお小遣いです。実際に自分のお小遣いに換算すると、折半した場合は3万円~5万円です。手取り月収に対するお小遣いとしては平均的といえるでしょう。 一方、家族構成や生活水準によって自由に使える金額は異なります。例えば、家庭に子どもがいるかどうかで毎月の生活費は大きく異なります。また、子どもが未就学児か高校生かによっても、毎月の支出は大きく変わるでしょう。 月4万円のお小遣いが少ないと感じる方もいるかもしれませんが、実際の家計はギリギリの可能性もあります。パートナーにお小遣いの相談をする際は、事前に家計の収支バランスを聞いてみましょう。 ■会社員におけるお小遣いの平均額はどれくらい? SBI新生銀行が実施した「2023年の会社員のお小遣い調査」によると、男性会社員の毎月の平均お小遣い額は4万557円で、前年と比べて1915円増加していました。女性会社員の場合は3万5001円で、前年比で1723円の増加です。 一方、未婚の男性会社員の場合は自由に使えるお小遣いが4万7484円です。また、既婚者で子どもがいない共働き世帯では4万437円で、既婚者で子どもがいる共働き世帯は3万6772円でした。世帯の家族構成などによって自由に使えるお金は大きく変わることが分かります。