貯まらない人が年末年始にやりがちなこととは?節約の専門家が解説
ふるさと納税や福袋も食材調達に利用可能
ブラックフライデーを逃しても、まだ食材を安く手に入れる方法はあります。 たとえば、ふるさと納税の返礼品のなかには、申し込み後1~2週間程度で発送してくれるものにあります。それを利用してすき焼き用の肉やカニといった年始の食材を手に入れるのも一案。 確実に年末年始に用意したいときは、「〇日以内発送」「年内配送は12月15日まで」といった表示にも注意して申し込むようにしましょう。 また、最近は年内に受け取れる福袋も多く、これも食材をお得に買うチャンスの1つ。百貨店の福袋にはワインや牛肉、チーズ、オードブルなど高級食材が割安で手に入るものもあるので、クリスマスパーティー用やお正月用に手に入れるのも良いでしょう。 私が申し込む予定なのは、カルディの福袋です。去年、5,000円程度の福袋が抽選で当たったのですが、1万円を超える商品が入っていてかなりお得でした。このように、自分がよく利用する食材店の福袋を買うのもおすすめです。
家族みんなで年末の買い出しに行く家庭は貯まらない!?
逆に、年末年始の食材の買い方でいちばんよくないのは、年末近くになって家族でスーパーや市場に買い出しに行くこと。これをすると、年末年始のお祭り気分も手伝って、必要でないものまでたくさん買い込みがちです。 買い物は、買い出しに行かなくていいように12月20日ぐらいまでに計画的にすませましょう。 もし買い出しが必要な場合は、ネットスーパーにするなど可能な限り行かなくてすむ方法で対応するのがおすすめです。 年末はいくら時間があってもたりないくらいいそがしく過ぎてしまいます。買い物だけに時間を取られないよう、効率よく早めの行動が節約につながります。 教えてくれたのは… 丸山晴美さん 22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「シングルママの『お金に困らない』本」(徳間書店)、「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)、「お金を活かす ハッピーエンディングノート」(東京新聞)「節約家計ノート2024」(東京新聞)steady.特別編集「知識ゼロでもまるっとわかるお金の基本」(宝島社)など多数。 取材・文/かきの木のりみ 構成/サンキュ!編集部 ※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
サンキュ!編集部