防災備蓄収納プランナーが伝授!備蓄物資なくなったら「小麦粉」、氷は二度使える、クーラーボックスで保温…“自宅にあるもの”で出来る備えとは?
地震や台風など災害リスクの高い日本。十分に備えようとしても、“今すぐ”には難しい場合もあります。防災備蓄収納プランナー協会がオススメする、自宅に“普段からあるもの”で出来る災害への備えとは。
“十分”な備えが出来ている人は約10%のみ
今月15日に注意の呼びかけが終了した「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」、週明けに東海エリアを直撃する恐れのある台風10号の接近など、相次ぐ自然災害に対する“備え”の影響から、各地の店舗では防災グッズの品薄が続いています。 中京テレビ「キャッチ!」ではLINE公式アカウントにて災害への備えに対するアンケートを実施。
828人が回答するなか、『自宅で「災害への備え」を何らかしていますか?』という質問に対して、78%の人が「している」と答えました。しかし、「災害への備えは“十分”にできている」と答えた人は全体の約10%のみ。
“不十分”と思う理由について、「まだ非常食が手に入らなくて不十分に感じている(20代女性)」、「いざ災害が来た時に長くは持たない気がする(30代女性)」、「ライトやモバイルバッテリーは備えているが、非常食等の備えが何も無い(30代男性)」などさまざまな意見が寄せられました。
防災備蓄のエキスパートが“備え”をチェック!
東海エリアの人々は、実際にどのような“備え”をしているのでしょうか。愛知県豊田市で、5人のお子さんと両親の7人家族で暮らす青柳さんの自宅にて、青柳家の備えについて聞きました。
5人のお子さんの母・青柳直子さんは、東日本大震災の直後に準備したという防災バッグを保管。しかし、「まず家族の人数構成が全く変わっている。(備蓄を)いくつ用意するのかというところがすごく自分で悩んでいる」と心配な表情を浮かべます。
そこで今回、防災備蓄のエキスパート「防災備蓄収納プランナー協会」の長柴美恵代表に青柳家の備えをチェックしてもらいました。
自宅内のパントリーに、災害時の食料備蓄をしている青柳家。パントリー内には、水を入れると出来上がるおにぎり50個が非常食として置かれていました。たっぷりあるように見えますが、一人1食1個とすると、7人家族の青柳家では約2日分の食料にしかなりません。