ニセ警官&謎宗教の教祖の襲撃をはねのけ藤田ミノルがユニオンMAX&インディー統一無差別級王座の二冠王達成!
10日、東京都・新木場1stRINGにてTTTプロレスリング『CONVICTION 8』が開催。藤田ミノルがインディー統一無差別級王座を戴冠。ユニオンMAX王座との二冠王を達成した。 TTTでは、総額数十億円に及ぶとも言われる大富豪・石川会長の財産に目をつけた“唯一神”藤原秀旺の侵略を旗揚げ時から受け続けている。 松田優作さんを敬愛する秀旺が今年5月に結成した悪の軍団【ゴキブリ商会】は暴力に物を言わせるタイプのヒールではなく、怪しい政治主張を行って観衆を洗脳しようとするタイプのヒール。秀旺は過激な活動が目立つ某政党の関与を主張していることから、本当に触れてはいけないタイプの人間なのではないかと疑われている。 秀旺は毎回毎回大会開始前にはゲリラ公開記者会見を行っており、「消費税制度の撤廃」「医療・保険・介護・育児にかかる費用をすべて無償化」「昭和の伝統文化・ダフ屋を守って貧富の格差を無くす」「脱原発を進めて俺の地元・岩手県花巻市大迫町に2.5兆円かけて水晶パワーによる発電センターを作る」など実に香ばしい公約を掲げながらアジテーション。 最初こそ懐疑的だったTTTファンも徐々に洗脳されていき、現在では記者会見を解散させに来たTTT側の人間にブーイングが飛ぶ状態となっている。 そんな秀旺だが、意外なことに実力は確か。奇抜な言動からは想像出来ない基礎に忠実なファイト&奇抜な言動でリング内外を支配しており、今年6月にはTTTの至宝たるインディー統一無差別級王座を戴冠。 前回大会で阿部史典を破った後には、自身の売店を設営をしていた無関係の藤田ミノルを唐突に挑戦者に指名するなど、その防衛ロードは奇行によって成り立っている。
秀旺は入場時に祭壇を設営し、2柱のモアイ像と福助人形を起こす。ゴングが鳴っても組み合わずうろうろと徘徊した秀旺はリングの四隅にモアイ像と福助人形を配置して魔法陣を敷き、聖杯に注いだ水に祈りを捧げてイースターパワーを込める。 普段は変人枠に入れられることも多い藤田だが、ガチのヤバい人を見てしまった人特有の真顔に。おふざけ一切なしのシリアスファイトでアンクルロックを中心とした足への一点集中攻撃を決めていき、秀旺の急所攻撃には急所攻撃で返す厳しさも見せる。