【大学サッカー】快挙!明大が初の22戦無敗V「歴史に名を刻んでくれた」栗田監督が選手称賛
<JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦1部:明大4-1流通経大>◇第22節◇17日◇味の素フィールド西が丘 明大が最終節で流通経大に4-1の大勝を収め、2年ぶり8度目のリーグ制覇を決めた。開幕から22戦無敗優勝は、現行制度になった05年以降初の快挙となった。 チームを率いる栗田大輔監督は「選手が快挙というか、歴史に名を刻んでくれた。本当にすごいことをやってくれたなというのが率直な感想です。すごい記録を作ってくれた」と選手たちをたたえた。 先制したが、後半に追いつかれ、さらにPKを与えてしまうピンチも訪れた。しかしGK上林豪(4年)がセーブすると流れが一気に変わり、3得点を重ねて突き放した。栗田監督は「PKを止めてから、やっぱり本当の明治らしさが出てきて、たたみかけることができたと思ってます」と満足げだった。 昨年はリーグ3位も第72回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)で日本一を取り、有終の美を飾った。今年は「気づく、関わる」をテーマにチーム作りに取り組んだという。育んだ一体感を武器に関東王者まで上りつめた。 「寮も新しくなって2年目になるので、コミュニケーションが落ちてくる。コロナもあけて選手間の関わりがやはり減ってきているので、まさにそこが優勝のキーワードになるぞと話した。そこだけはやり続けようということで、コミュニケーションが上がったところがすごく大きかったんじゃないかな」 4年生だけでなく、下級生がどう関わるか。チーム全員で1つの方向を向くことを求め続けた。その成果はおのずとピッチ上にも表れた。コミュニケーションが活発化し、選手の能力がより引き出された。 12月からは前年度王者として臨むインカレが始まる。「どんな時でも自分たちのゲームができるように仕上げていくというか、メンタリティーも含めてですけど、そこは追求したいなと思います」。日本一へ、まずは関東を制した。【佐藤成】